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News
お知らせ記事一覧


耳垢とわきがの意外な関係
甲府昭和形成外科クリニックの大河内です。ひきつづきワキの汗に関していろいろな情報をお伝えできればと思います。 今回は耳垢とわきがの関連についてお話します。 耳掃除をすると綿棒についてくる耳垢ですが、あなたの耳垢は、カサカサしていますか?それともベトベトですか? お風呂上がりに耳掃除をする習慣がある方は、どちらか判別しづらいかもしれません。 この違いは遺伝子と深く関係しています。耳垢のタイプは大きく分けて2種類あります。 乾性耳垢:パサパサ、粉っぽいタイプ 湿性耳垢:しっとり、粘り気のあるタイプ この違いは実はわきが体質かどうかにも関係しています。 わきがの原因はアポクリン汗腺という汗腺から出る汗です。出たばかりの汗は無臭ですが、この汗にはたんぱく質や脂質が多く含まれていて、皮膚にいる常在菌がそれを分解することで、特有のにおいが発生します。 そしてこのアポクリン汗腺は、外耳道にも耳孔腺として存在していて、耳垢の性質にも影響を与えています。つまり、耳垢が湿っている人はアポクリン汗腺の分泌が多く、わきが体質の可能性が高いということなのです。
5 日前


私と裏ハムラとの出会い
最近、裏ハムラブームなのだそうです。 私は2004年に裏ハムラをはじめて手がけ、それから20年余りが経ちました。 最初の数年は学会で発表しても、本当にそんなことができるのかと信用すらされませんでしたが、今やブームとは驚きます。 今回は、私と 裏ハムラ の出会いの話しをしましょう。 1997年4月に東大の形成外科学教室に入局した私は、形成外科医4年目、今でいうレジ4の年から3年間東大病院に勤務しました。 この時、吉村浩太郎先生に出会い美容外科にいざなわれた(笑)のち、2003年に波利井清紀教授とともに杏林大学形成外科に移ったわけですが、その時すでに、重瞼術、脱脂、下眼瞼除皺術、表ハムラ、フェイスリフトなど代表的な美容外科手術は、ほどほどに習得していました。 今思えば、非常に恵まれていました。 杏林大学では、レーザー外来を担当しました。 レーザー治療界の巨匠である久保田潤一郎先生が残してくださったたくさんのレーザー機器があり、毎週水曜日のレーザー外来は何十人もの患者さんがいらっしゃいました。 そんな中、ある1人の眼瞼の茶ぐまを主訴とした患者さんが来院
1月20日


傷あとのケアについて
みなさまこんにちは、形成外科医の長坂です。 今回は、手術の傷をより目立たなくするために重要な、術後の傷あとケアについてお話しします。 どうして術後の傷あとケアが大切なのでしょうか? 縫った傷は術後1~2週間程度で抜糸をしますが、抜糸ができる=傷の完治というわけではありません。 実は抜糸をしたあとも、傷はゆっくりと治癒していきます。 そもそも傷が治ること(創傷治癒)とは“元に戻る”プロセスではなく、“瘢痕組織で埋める”プロセスです。 以前「ケロイド・肥厚性瘢痕について」という記事でも簡単にお話ししましたが、傷は治る過程でコラーゲンを産生します。 新しい傷で産生されるコラーゲン(III型コラーゲン)と、成熟瘢痕のコラーゲン(I型コラーゲン)には違いがあり、瘢痕が成熟していく過程でIII型コラーゲンがI型コラーゲンに置換、再構成されていきます。 瘢痕が成熟する目安はおよそ半年といいますが、実際にはもっと長い時間(2~3年くらい)をかけて成熟していきます。 したがって、よりきれいな傷あとのために、瘢痕が成熟していくまでの期間、適切なケアをおすすめしていま
1月6日


保険適用の眼瞼下垂症手術 と腱膜固定をともなう除皺術・重瞼術の違い
眼瞼下垂症手術は、目が開きづらい方にその症状改善を目的として行う手術で、眼瞼挙筋腱膜の前転・固定を行います。眼瞼下垂症の診断要件を満たしていれば、健康保険の適用が可能です。 一方、美容外科診療で行う上眼瞼の除皺や切開重瞼術の際に、目の開きをよくするために挙筋腱膜の前転・固定を行うことがあります。 目の開きが悪い方に対して目が開きやすくする眼瞼下垂症手術と、二重にしたりたるみを取ったりすると同時に目の開きを改善するために眼瞼挙筋の前転を行う術式は、本質的には同じ術式と考えることができます。 つまり保険適用の眼瞼下垂症でも皮膚切除を行って除皺を行い、重瞼ラインを丁寧にコントロールすれば、実質美容診療で行う術式と同じになります。 実際、多くの場合、「美容だから重瞼ラインまで丁寧に」「保険適用だからここまで!」などと差別することは難しいので、結局は保険適用で行う手術でも、いつも重瞼ラインにまで丁寧に気を使って手術することになります。 あたりまえですが、いつも患者さんに喜んで頂きたいのです。保険診療であるからといって意図的に手を抜くなんてことはできません。
2025年12月15日


眼瞼下垂症の保険診療、美容診療について
眼瞼下垂症とは上まぶたが十分に上がらず視界が狭くなる状態で、加齢による腱膜の緩み、コンタクトレンズ長期使用、先天異常、外傷、神経・筋疾患など原因は多様です。 それ以外に偽性眼瞼下垂も存在します。症状は視野障害だけでなく、眉の挙上や上まぶたの窪み、頭痛・肩こり・眼精疲労を招き、見た目にも影響します。 治療の選択肢 保険診療と美容診療があります。 保険診療 視野障害など日常生活に支障があると医師が判断した場合に健康保険の適用が認められます。 余剰皮膚の切除や眼瞼挙筋腱膜の操作でまぶたの開きを調節して視界を改善します。費用は自己負担が3割であれば、約5万円程度です。 美容診療 見た目の改善を目的とする自由診療です。 「二重をはっきりさせたい」「左右差を整えたい」などの美容的改善を唯一の目的として、機能障害がない場合には、健康保険は適用できません。この場合は、デザインの自由度は高くなりますが、全額自己負担となります。 《注意点》 希望する二重形成のため他院美容外科で眼瞼下垂手術を勧められる場合がありますが、その状態が保険での手術適応と一致するわけではあり
2025年12月9日


冬でもニキビケア忘れずに!
こんにちは✨ とうとう12月に入りました。一気に寒くなり、冬の足音が聞こえてきましたね🍂 皆さん、急激な温度差に体調を崩さないように暖かくしてお過ごしください☕ さて、本日はニキビ・ニキビ跡に対しての治療【POTENZA:ポテンツァ】についてお話ししたいと思います🎵 ポテンツァはニキビの根本治療、再発予防、そしてニキビ跡の改善に効果が期待できます✨ 具体的には、RF(高周波)エネルギーが皮脂腺に作用して過剰な皮脂分泌を抑えることで、”ニキビができにくい環境”を整えます😌 またマイクロニードルとRFによる熱刺激がコラーゲンの生成を促すことで肌のターンオーバーが促進され、ニキビ跡の色素沈着やクレーター(凹み)の改善にも繋がります✨ 当院でのニキビ治療のメニューに、【ニキビ・ニキビ跡】のコースがあります📝 【ニキビ・ニキビ跡】はポテンツァの代名詞とも言えるマックームという導入剤を使用して施術します✨ ❓マックームとは❓ ポテンツァ専用に開発されたPLLA(コラーゲン生成を促進する)製剤。ポリ⁻L⁻乳酸を主成分として体内で分解されながらコラーゲン
2025年12月1日


ケロイド・肥厚性瘢痕について
皆さんこんにちは、形成外科医の長坂です。 今日はケロイド・肥厚性瘢痕といった異常瘢痕についてお話しします。 「手術後の傷跡が赤く硬いしこりができた」「耳に開けたピアスの穴が盛り上がってきた」「ふくれた傷跡が引きつれる」――こういったものは、異常瘢痕の可能性があります。 もとの傷の範囲を超えて拡大する異常瘢痕をケロイド、もとの傷に限局するものを肥厚性瘢痕と呼ぶのですが、基本的には両者を病理学的に区別することは難しいとされています。 図1 典型的なケロイド ケロイドの歴史は古く、紀元前1700年に書かれたエジプトのパピルス(エドウィン・スミス・パピルス)には「牡牛の皮のように盛り上がった瘢痕」との記載があり、これがケロイドを指すと解釈されています。「ケロイド(Keloid)」という名称は、フランスの皮膚科医Alibertがギリシャ語の“蟹の爪(chele)”に由来して命名したものです。その後、さまざまな研究が行われていますが、動物モデルの不足などによりケロイド形成の正確な病態生理はいまだに完全には解明されていません。 ケロイドが形成される原因は、創傷
2025年11月25日


形成外科と美容外科の違いと表裏一体の関係
形成外科は、体表面の外科を取り扱う診療科です。日本では、日本形成外科学会が発足したのが1958年というまだ誕生して100年経っていない新しい診療科です。 しかし、そのルーツは非常に古く、紀元前インドのインダス文明ではすでに形成外科の手技を用いた手術が行われていたといわれています。その証拠に、紀元前500年頃のススルタ大医典にIndian flapと呼ばれる鼻再建の術式が記載されています。 現代の形成外科は、ケガ(外傷)、先天異常(生まれつきのあざ、奇形など)、がん切除後の再建など、失われた機能の回復と生まれ持った体表の異常の改善などが主な仕事で、その多くが健康保険が適用されます。 一方、美容外科は審美的な変化を目的とした医療行為で、病気ではありませんので疾病名はつかず健康保険は適用されません。一重まぶたを二重にする、鼻を好みの形にする、胸を大きくするなどは、“美容を唯一の目的とする医療行為”に属します。 以上から、形成外科と美容外科は異なる医療行為であるといえます。しかし、形成外科と美容外科は切っても切れない関係にあります。眼瞼下垂、逆さまつげな
2025年11月1日
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