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外観_甲府昭和形成外科クリニック (9).JPG

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くま(裏ハムラ法)

裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)の成り立ち

『経結膜的眼窩脂肪移動術(通称:裏ハムラ法)』は、2000年にアメリカのDr. RA Goldbergによって世界で最初に報告された術式です。日本国内では、2007年の形成外科学会で百澤明医師が『裏ハムラ法』を発表しました。


当時の百澤明医師は、主流であった『表ハムラ法』・『目の下の脱脂(脂肪切除)』を数多く執刀していました。『表ハムラ法』は、下まつげの際を切開して眼窩脂肪を移動させる手法となり、皮膚側の切開のため傷跡が目立つリスクや、外反(あっかんべーの状態)のリスクが高くなります。『目の下の脱脂(脂肪切除)』は、加齢とともに減少する脂肪を切除するため将来的に目もとのくぼみの原因となることや、眼窩脂肪を固定をしないことによる再発があり、根本的な治療にはなりません。

こうした従来の治療方法のデメリットについて思案していた百澤明医師は、下まぶたの裏側(経結膜)からアプローチし低リスクで確実な効果が得られる『裏ハムラ法』を思い付き、2004年から取扱を始めました。

2007年以降、自身の着想から生み出した『裏ハムラ法』を学会にて提唱し(実際には海外ではすでに行われていたのですが)、その有用性を日本国内に広める活動を行ってきました。その結果、現在では『裏ハムラ法』が代表的な『くま治療のひとつ』として日本全国のクリニックに浸透したのです。
 

現在、甲府昭和形成外科クリニックでは、山梨県外からも多くの患者様がお越しくださり、『裏ハムラ』によるくま治療をご支持いただいております。

百澤明教授の裏ハムラ法の指導について

甲府昭和形成外科クリニックでは、山梨大学医学部形成外科 百澤明教授が技量を認めた医師にのみ『裏ハムラ』の直接指導を行っております。当院が最も力を入れている外科治療のひとつになります。
 

百澤明教授は、東京大学 形成外科同門会 にて全国の国立大学病院で後進の指導を行っている国内トップクラスの手技を持つ上級医です。さらには、顔面神経麻痺の手術やマイクロサージャリーによる頭頚部ガン再建、GID医療のような高難易度の手術を最前線でリードしている現役の再建形成外科専門医でもあります。

手がける美容外科手術の造形美へのこだわりは、長年の再建形成外科医としての造詣が詰まっており形成外科専門医を取得したからといって数年程度の経験を積んだ医師が同等に行うことは不可能といえます。


こうした圧倒的な経験値の差から百澤明教授の行っている緻密な『裏ハムラ法』を経験の浅い医師が再現することは非常に難しいのが現状です。

 

甲府昭和形成外科クリニックでは後継者を育てるべく、日々、所属医師に研鑽を積ませることで技術の継承に努めています。

現在、3名の医師が『裏ハムラ法』に対応しています。百澤明医師の指導により、大島医師、奈良医師は日々、手技の向上に努めています。​

注意喚起

近年、『裏ハムラ法』を謳いながら、実際には違う施術が行われていたというような悪質なトラブルのご相談が増えています。

また、許可なく百澤明教授の名前を謳うクリニックも存在しています。百澤明教授は、「甲府昭和形成外科クリニック」および「クリニック日比谷」以外のクリニックとは全く関係がございません。

その他のクリニックにおいて百澤明教授からの指導を謳うクリニックには、くれぐれもご注意ください。信頼できるクリニックで適応を診断し、どういった医師に身を委ねるのか、慎重にご判断いただくことをおすすめしております。

他院裏ハムラでのトラブル相談事例

  • 脂肪の移動が不十分でくまが改善しない

  • 未熟な医師の手技により複視の後遺症が残ってしまった

  • 裏ハムラと称し注入治療で誤魔化されていた

  • 脂肪移動術ではなく脱脂されていた

甲府昭和形成外科クリニックの裏ハムラ法の特徴

当院の『裏ハムラ法』は、眼窩脂肪や血管を極力温存しながらも合併症のリスクを最小限におさえ、手術後の仕上がりはとてもナチュラルです。『3Typeメソッド』の【Type1】影くま(ふくらみ・へこみ)に該当する方には、総合的に最も優れたくまの治療方法といえます。

『裏ハムラ法』は、高度な技術力が必要とされます。職人の技術で、自然で美しい目元を造りあげます。当院の技術指導医である百澤明医師の指導のもと、他院にはないこだわりを持って『裏ハムラ法』による治療をご提供しております。

裏ハムラの適応(年齢別ハイブリッド治療)

手術の適応は、年齢、骨格、目の下の脂肪の量、下まぶた(下眼瞼)を支えている眼輪筋の状態など、いろいろな方向から判断します。


今回は分かりやすく、年齢に合わせ『裏ハムラ法』の適応とその他の施術の組み合わせたハイブリッド治療をご紹介します。

裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)単独の治療法は若い方向きの術式です。40代以上の方は、複合的な治療が必要となるケースが多くなります。

①比較的若い方の適応

裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)のみ

比較的若い方の適応

②比較的若いがほうれい線が目立つ方の適応(ハイブリッド治療)

裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)

 +ミッドフェイスリフト 

比較的若いがほうれい線が目立つ方の適応

③中年以上の方の適応(ハイブリッド治療)

裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)

 +ミッドフェイスリフト 

 +アキュパルス(炭酸ガスレーザー) によるフラクショナルレーザーリサーフェシング

中年の方の適応

④中年以上で頬のボリュームが足りない方(ハイブリッド治療)

裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)

 +ミッドフェイスリフト 

 +アキュパルス(炭酸ガスレーザー) によるフラクショナルレーザーリサーフェシング

 +ヒアルロン酸によるボリューム付加 (※同時施術はしません)

中年以上で頬のボリュームが足りない方

⑤50代後半以降の方

裏ハムラ法(経結膜的眼窩脂肪移動術)

 +ミッドフェイスリフト 

 +アキュパルス(炭酸ガスレーザー) によるフラクショナルレーザーリサーフェシング

 +ヒアルロン酸によるボリューム付加 (※同時施術はしません)

 +外眼角形成

50代後半以降の方

歳を重ねた方の目元は、若い方に比べ筋肉が弱くなっています。そのため、当院は外反のリスクを予防し美しい目元を実現するために医師が必要と判断した場合、外眼角形成(目尻の引き上げ)を無料オプションにて実施しております。

【アキュパルス(炭酸ガスレーザー)】 (フラクショナルレーザーリサーフェシング)の重要性

目元にたるみのある中年以降の方は、裏ハムラの施術後に小じわが目立つことがあります。そのため、 「アキュパルス(炭酸ガスレーザー)」(フラクショナルレーザーリサーフェシング)による皮膚のタイトニングを推奨しております。

 

アジア人の肌質は、かえってくすみが出て色素沈着することがあるため慎重に最も効果のある出力を見極めて照射する必要があります。より美しい目元を実現するために、当院で裏ハムラを受けた方にのみ特別価格をご用意しております。

1.治療前

アキュパルス治療前

2.治療直後

アキュパルス治療直後

3.5回治療後

アキュパルス5回治療後
ミッドフェイスリフト

ミッドフェイスリフトの効果

ミッドフェイス(中顔面)とは、下まぶたや頬のことをいいます。この部分が下垂すると、下まぶたと頬の境目あたりがやせたり法令線(鼻唇溝)が深くなったりして老けた印象を与えます。

ミッドフェイスリフト

このたるみは、頬のフェイスリフトでは改善が難しいためミッドフェイスリフトによる頬の上部と法令線の上部(小鼻の横)の上方向への引き上げが有効な手段となります。

『3Typeメソッド』の【Type1】影くま(ふくらみ・へこみ)タイプはミッドフェイスの下垂があると鼻頬溝の陥没が目立つ場合が多いです。そこで、頬上部の脂肪(メーラーファット)で下まぶたのボリュームを補いふっくらとした目元へと改善させる目的でミッドフェイスリフトを行います。

 

また、中にはゴルゴ線(mid cheek groove)が目立つ方がいます。これもミッドフェイスの下垂が原因なので、ミッドフェイスリフトを行うことでゴルゴ線が目立ちにくくなります。

裏ハムラでは、剥離範囲を少し広げるだけでミッドフェイスリフトの同時施術が可能です。目元への負担が少ないことがメリットといえますがダウンタイムの確保が必要な本格的(大掛かり)なミッドフェイスリフトではないため、法令線がまったくなくなるわけではありません。
 

しかし、下垂してボリュームダウンしたミッドフェイスに自然なボリュームを取り戻す施術として、下まぶたの若返りにはとても重要な施術です。

裏ハムラ法の手術内容

下まぶたの裏側(経結膜)よりd)下まつげの際から5-7ミリくらいの位置に、2センチ程度の切開をします。切開の際、出血が最小限となるよう丁寧に行います。


そこから眼窩脂肪を納めている膜(眼窩隔膜)の層を剥離していきながら、眼窩脂肪を移動させるためのスペースを作ります(骨膜上ポケット)。b) 鼻頬溝の凹みになっている部分よりさらに骨膜の上で5-7ミリ程度剥離をします。

裏ハムラの手術内容

完全にb) 鼻頬溝の癒着が解除されたことを確認します。次に、a)目袋 の凸の原因となっている眼窩脂肪を、眼窩隔膜ごと骨の縁で近いところから切れ目をいれていき、弁状に細工します(これを眼窩脂肪弁といいます)。
 

作成した骨膜上ポケットに、眼窩脂肪弁を移動し、眼窩脂肪を包んでいる膜(眼窩隔膜)ごと一緒に b) 鼻頬溝の凹みを矯正させるように眼窩下縁の骨膜に縫合固定します。このとき、目の下がフラットになるように、下眼瞼・頬部の形を整えます。

※ミッドフェイスリフトを行うときは、頬外側部の眼輪筋下脂肪(SOOF)を内側から何度もあげてみて、一番綺麗に頬が上がる点を探します。長年の経験から選び抜いた太さの糸を使用し、眼窩下縁の骨膜に縫合固定します。これもb) 鼻頬溝の凹みを埋めるように留めていきます。より高い効果を得るために多少、剥離範囲をくわえることもあります。

結果的に、a)目袋、b) 鼻頬溝の凹凸を確実に平均化するポイントに確実に固定します。また、ミッドフェイスリストを加えるなら、頬の位置を高め法令線を若干薄くして、実はb のボリュームも上げてくるのが目的の手術といえよう。

裏ハムラ法の実際の治療

  1. 静脈麻酔を基本としています。
     

  2. 下まぶたの裏側(結膜側)を切開します。
     

  3. 眼窩脂肪を移動させるためのスペースを作ります(骨膜上ポケット)。
     

  4. 眼窩隔膜および眼窩脂肪を切開し弁状に細工した眼窩脂肪弁を作成します。
     

  5. 作成した骨膜上ポケットに眼窩脂肪弁を移動し、眼窩脂肪を包んでいる膜(眼窩隔膜)と眼窩脂肪を一緒に縫合固定します。
     

  6. ミッドフェイスリフトを併用する場合には、法令線(鼻唇溝)の近くおよび頬外側部の眼輪筋下脂肪(SOOF)を挙上し、眼窩下縁の骨膜に縫合固定します。
     

  7. 結膜切開部を埋没縫合して終了です。

必要に応じて、「アキュパルス(炭酸ガスレーザー)」(フラクショナルレーザー)や外眼角形成術など、ハイブリッド治療を行います。

裏ハムラの手術法

裏ハムラ法 施術の流れ

Step1

医師によるカウンセリングを受けて、手術の適応、効果、合併症など十分な説明を受けながら相談していただき、手術日を決定します

Step2

術前検査・術前説明

①顔面の手術の場合はクレンジング・洗顔をしていただきます

②麻酔をしてから手術を行います

Step3

手術当日

①顔面の手術の場合はクレンジング・洗顔をしていただきます
②麻酔をしてから手術を行います

Step4

術後の処置と注意事項

術後の処置や注意事項について、ご不明点があれば改めて伺いながらご説明いたします

Step5

経過観察

医師による経過観察を行います。ご不安なことがあれば、丁寧にお答えしますのでご相談ください

裏ハムラ法のリスク

手術名

裏ハムラ

施術時間

2時間

麻酔方法

静脈麻酔

ダウンタイム

大きな腫れが引くのは2週間、完成には3カ月以上かかります。※個人差があります

術後通院の目安

2~3回

​抜糸

不要

リスク

出血、血腫、術後感染、下眼瞼外反、三白眼、拘縮などのリスクがあります。

裏ハムラ法と同時にできる施術

ミッドフェイス(中顔面)とは、下まぶたや頬のことをいいます。やせた目元や法令線は通常の頬のフェイスリフトでは改善が難しく、ミッドフェイスリフトが必要になります。ミッドフェイスリフトは、頬の上部と法令線の上の部分(小鼻の横)を上方向に引き上げます。

ミッドフェイスリフト

頬の糸リフトでフェイスラインも美しく仕上げます。目尻を引き上げる外眼角形成により、より若々しい目元をつくることが可能です。

ほほ・目元の糸リフト

「アキュパルス(炭酸ガスレーザー)」を皮膚にまばらに照射し、皮膚に微細な穴を開け、皮膚を剥離させることで肌の入れ替えを促し、小じわやたるみを改善するスキンタイトニング効果があります。

 

より美しい目元を実現するために、「裏ハムラ」の手術と同時に行う場合、無料で施術が可能です。また「裏ハムラ」の手術と同時ではない場合も、当院で裏ハムラを受けた方にのみ特別価格をご用意しております。

アキュパルス(炭酸ガスレーザー) (フラクショナルレーザーリサーフェシング)

裏ハムラ法の料金

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