top of page
外観_甲府昭和形成外科クリニック (9).JPG

miraDry

ミラドライ(切らないわきが治療)

切らないわきが手術ミラドライ

ミラドライ(miraDry®)は、
マイクロ波によってわきが・わき汗を治療する医療機器です。マイクロ波は、電子レンジに使われているものと同じ原理です。日本に導入されて十年以上が経過し、その治療効果も評価を得ています。切らないわきが手術ということができます。われわれ医療者サイドとしても、健康保険適用の切開する手術治療は、若い女性のわきに目立つ傷痕を残すことにもなり、すこし複雑な思いで手術に当たってきました。miraDryによる治療は、切らない手術ですので、ほとんどキズを残すことはなく、手術後の圧迫固定の必要性、血腫などの術後合併症のリスクもなく、術後は比較的すぐに日常生活に戻ることができます。若年者やお子さんにも安心して行うことのできる治療法です。

甲府昭和形成外科クリニックの大河内裕美医師、百澤明医師は、学会やメーカー主催のセミナーなどでミラドライ治療の講師を務めています。現在、原則LEVEL5照射+少しずらしながら2パスという2重照射を基本とし、より効果的でまたその効果が長く持続するように、工夫を重ねています。治療成績を高めるために丁寧に隙間なく照射しますので、最低でも2時間以上かかりますが、1回の治療で満足度の高い治療が実現できています。

若年者や子供でも小学校高学年ぐらいになると子供でも、わきがや多汗症の悩みを抱えていることが少なくありません。最近は、親御さんがこのままではうちの子はいじめに遭うのではと、心配してクリニックに連れてくることもしばしばあります。手術はまだ、ためらわれるのが現実ですが、本人や親御さんにとっては切実な問題です。
本人のコンプレックスが強いのであればなおさら、たとえ思春期に再発する可能性があっても、治療してあげるべきと考えられます。

本治療のしくみ

image4.png
image5.png

ニオイやわき汗の原因となる大汗腺(アポクリン汗腺)および小汗腺(エックリン汗腺)をミラドライのマイクロ波により、加熱し破壊します。

大汗腺(アポクリン汗腺)

ニオイのもとになる汗を分泌する汗腺です。アポクリン汗腺から分泌される汗は、脂肪や尿素などの様々な物質を含み、分泌後、皮膚表面の常在菌で分解されると特有なニオイを発します。

小汗腺(エックリン汗腺)

運動時などに「汗」を分泌する汗腺です。体温調節のための汗ですので、サラサラととして、無色・無臭です。腋窩多汗症の場合はエックリン汗腺の数が多く働きも活発です。

ほかの治療との比較

ミラドライは、
手術法と比べると「キズが残らない」「術後の通院が不要」「施術直後からの効果」「すぐ日常生活に戻れる」などの特徴があります。

料金

通常

330,000円(税込)

学割(高校生以下)

2割引 264,000円(税込)

再治療(当院での2回目以降)

1回 110,000円(税込) ※ただし、1年以内とします。

ミラドライ 治療の流れ

Step1 医師によるカウンセリング

まず、医師によるカウンセリングで手術の適応、効果、合併症など十分な説明を受け相談していただきます。その上で、治療日を決定します。

Step2 実際の治療

①照射範囲の計測

照射範囲をマーキングします。
最も大きなサイズのテンプレート(80×140mm)を基本としています。

image3.png

​②局所麻酔

照射範囲に応じた量の局所麻酔液を皮下に注射します。Tumescent法で行います。

image6.png

③テンプレートの転写

転写シートで照射範囲のマーキングを行います。

image1.png

④照射

すき間が空かないように正確に照射していきます。2重照射しますので、片側1時間以上かかります。

image2.png

⑤冷却

保冷パックで患部を20分ほど冷却します。

Step3 術後の処置と注意点

術後のセルフケア

帰宅後は、ご自身でできるだけ患部を冷却してください。断続的によく冷やすと痛みと腫れが早くひきます。

生活上の注意点

激しい運動は1週間程度避けてください。(わきを動かさない軽い運動であれば翌日より可能です。)

施術当日の飲酒や入浴は避けてください(シャワーはOKです)。

治療後の診察

治療後1ヵ月、半年ごろに患部のチェックと効果判定に来院していただきます。

bottom of page