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形成外科と美容外科の違いと表裏一体の関係

更新日:3 日前

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形成外科は、体表面の外科を取り扱う診療科です。日本では、日本形成外科学会が発足したのが1958年というまだ誕生して100年経っていない新しい診療科です。

しかし、そのルーツは非常に古く、紀元前インドのインダス文明ではすでに形成外科の手技を用いた手術が行われていたといわれています。その証拠に、紀元前500年頃のススルタ大医典にIndian flapと呼ばれる鼻再建の術式が記載されています。



現代の形成外科は、ケガ(外傷)、先天異常(生まれつきのあざ、奇形など)、がん切除後の再建など、失われた機能の回復と生まれ持った体表の異常の改善などが主な仕事で、その多くが健康保険が適用されます。



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一方、美容外科は審美的な変化を目的とした医療行為で、病気ではありませんので疾病名はつかず健康保険は適用されません。一重まぶたを二重にする、鼻を好みの形にする、胸を大きくするなどは、“美容を唯一の目的とする医療行為”に属します。



以上から、形成外科と美容外科は異なる医療行為であるといえます。しかし、形成外科と美容外科は切っても切れない関係にあります。眼瞼下垂、逆さまつげなどのまぶたの手術は、当然美容外科的な結果が求められます。「逆さまつげ治ったからびっこしゃっこでもいいでしょ!」なんてわけにはいきません。


私は、部下たちには、がんの再建、難治性潰瘍の治療、先天異常の治療など、形成外科の診療で基礎を学び、それに加えて美容外科の意識と精度を身につけて、形成外科医でかつ美容外科医になって欲しいと思っています。



甲府昭和形成外科クリニックブログ

担当 百澤 明

 
 

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