医療レーザー脱毛の仕組み|パルス式・蓄熱式の違いとレーザーの種類
- 4月20日
- 読了時間: 4分

医療レーザー脱毛は、クリニックで行う高い脱毛効果が期待できる治療です。
しかし、医療脱毛には、「パルス式(熱破壊式)」、「蓄熱式」といった照射方法の違いや、「アレキサンドライトレーザー」、「YAGレーザー」、「ダイオードレーザー」などのレーザーの種類があり、毛質や部位によって使い分けられています。
今回は、医療レーザー脱毛の仕組みや、それぞれの特徴を一般の方にわかりやすく解説したいと思います。
医療レーザー脱毛の仕組み
医療レーザー脱毛は、毛の黒い色(メラニン)に反応するレーザー光を照射し、毛髪を作る組織を破壊することで脱毛効果を得る治療です。
レーザー光がメラニンに吸収されると熱が発生し、次のような組織にダメージを与えます。
毛母細胞(毛を作る細胞)
毛包(毛を成長させる)
バルジ(毛の成長をコントロールする領域)
この働きによって、毛が生えにくくなっていきます。
医療機関で行うレーザー脱毛は、エステ脱毛と比べて出力の高いレーザーを使用できるため、より高い脱毛効果が期待できます。
パルス式(熱破壊式)
パルス式は、高いエネルギーのレーザーを「パチン!」とショットで照射する脱毛方法です。
毛根にある毛母細胞を直接破壊することで、脱毛効果を得ます。
パルス式の特徴
太く濃い毛に高い効果
比較的少ない回数で効果が出やすい
照射時に輪ゴムではじかれるような痛みを感じることがある
向いている部位
ワキ
VIO
男性ヒゲ
太く濃い毛
特に、ヒゲやVIOなどの太い毛にはパルス式が適していることが多いとされています。
蓄熱式
蓄熱式は、低い出力のレーザーを連続的に照射して熱を蓄積させる脱毛方法です。
毛母細胞ではなく、毛の成長をコントロールする「バルジ領域」にダメージを与えます。
蓄熱式の特徴
痛みが比較的少ない
産毛にも比較的効果が高いとされる
肌の色が濃い人でも比較的安全
向いている部位
顔の産毛
背中
腕
敏感な部位
産毛が多い部位や痛みが心配な方には、蓄熱式が向いているといわれています。
医療脱毛で使われるレーザーの種類
医療レーザー脱毛では、主に3種類のレーザーが使用されています。
アレキサンドライトレーザー
波長:755nm
メラニンへの反応が強く、太く濃い毛に効果が高いレーザーです。
特徴
日本人の肌質に適している
高い脱毛効果
シミやくすみにも反応することがある
向いている部位
ワキ
腕
脚
YAGレーザー
波長:1064nm
皮膚の深い部分までレーザーが届くのが特徴です。
特徴
根が深い毛に強い
日焼け肌でも施術できる場合がある
男性ヒゲ脱毛でよく使われる
向いている部位
ヒゲ
VIO
男性の濃い毛
ダイオードレーザー
波長:800〜940nm
特徴
幅広い毛質に対応
痛みが比較的少ない
蓄熱式脱毛の多くに使用される
向いている部位
顔
背中
全身脱毛
医療脱毛は毛質や肌質に合わせた治療が重要
医療レーザー脱毛では、
毛の太さ
毛の密度
肌の色
日焼けの有無
などを考慮して、レーザーの種類や照射方法を選択します。
そのため、医師のカウンセリングを受け、自分に合った脱毛方法を選ぶことが大切です。
甲府昭和形成外科クリニックの医療レーザー脱毛について
使用機器
甲府昭和形成外科クリニックでは、キャンデラ社製の最新機種GentleMAX PRO Plus 1機、GentleMAX PRO 2機の合計3機でレーザー脱毛治療に当たっています。
蓄熱式脱毛器にはメリットもあるのですが、結局のところ最強といわれるGentleMAX PROを用いています。
この機種は、波長755nmのALEXの光と波長1064nmのYAGの光が発振可能です。この2つの波長の光を使い分けることで、ほぼすべての体毛に対して治療が可能です。
トラブル時の対応
レーザー脱毛の治療は、結局の所、肌に熱を与える行為です。したがって、まれに熱傷や光線過敏症が生じることがあります。
そのような場合には、適切な対処・治療が必須です。当院では、必ず医師がカウンセリングを行い、お肌のトラブルにも医師が診察し対処します。
医療脱毛をご検討中の方は、ぜひ一度ご相談ください。

甲府昭和形成外科クリニック
百澤 明



