眼瞼下垂症

眼瞼下垂症とは、上眼瞼(上まぶた)が挙上できなくなる(あるいは、挙げにくくなる)状態をいいます。
原因は先天性のものを含めていくつかがあります。
特に、最近では加齢に伴う腱膜性(加齢性あるいは老人性)眼瞼下垂症が増加しておりますが、重症筋無力症、ミオパチーといった神経内科的な疾患が隠されていることもあります。

眼瞼下垂症例

 眼瞼下垂症 腱膜固定術症例

左:手術前 右:手術後1ヵ月

最近、下記の症状に身に覚えありませんか?

このような症状は腱膜性眼瞼下垂症と関係が深いと言われています。

  • 天井が見づらい
  • 眼が疲れやすい
  • 眼と眉毛の間が広くなった
  • 逆さまつげで目がゴロゴロする
  • ひたいの皺が深くなった
  • 原因不明の頭痛が続く
  • いつも肩こりがある

腱膜性眼瞼下垂症(けんまくせいがんけんかすいしょう)

腱膜性眼瞼下垂症の徴候は、三白眼(眼球が上方にあり下の白目が見える)、いつも眉毛を挙げている、いつも顎を上げているなどがあります。

症状として

上まぶたが重い、夕方になるとまぶたが開かない、肩凝りや頑固な頭痛などがあります。
腱膜性眼瞼下垂症は程度の差はあれ、多くの高齢者で起こるので加齢性(老人性)眼瞼下垂症と呼ばれます。
しかし、若年者でも、まぶたを擦る習慣がある人は、腱膜が瞼板より外れたり薄くなったりして、腱膜性眼瞼下垂症になることもあります。
また、コンタクトレンズが原因となることもあります。

手術治療

腱膜性眼瞼下垂の場合でも、挙筋機能がどの程度残っているかが重要となります。多くの場合、挙筋機能は残存していることが多いので、外れた腱膜を瞼板の前面の元の位置に固定する手術法(腱膜固定術)が選択されます(下記の図)。

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  • まず、局所麻酔を施します。
  • 上まぶたの皮膚を切開します。止血をしながら、眼瞼挙筋に達します。
  • 眼瞼挙筋筋膜が露出できたら、瞼板に固定します。
    この際、患者様に目を開けたり閉じたりして頂くことがあります。
  • 十分に止血してから、皮膚を縫合します。
  • 両側の手術の場合には、反対側の目にも同様の手術を行います。

当院では、健康保険適応での眼瞼下垂症手術を取り扱っております。是非、ご相談ください。

イメージ

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左:眼瞼下垂の状態
・眉毛が上がっている ・目の開きが不十分 ・おでこにしわがある

右:正常の状態
・額の力を使わずに、目を開くことができている

症例写真

症例1 腱膜固定術

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左:手術前 左から2番目:術後1週間 左から3番目:術後3週間 右:術後8ヵ月

症例2 腱膜固定術

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左:手術前 右:術後1ヵ月